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地球を知るためには、地球を外から見る〜

〜 環境教育へのNASAの画像活用 〜

富山市立山室中学校 五島一郎

 

「井の中の蛙、大海を知らず」

それでは、この井戸に住むカエルが、自分の井戸の環境を知るためにはどうすればよいのだろうか…。カエルが井戸から出て、外の世界から井戸を見つめる機会を持てばよい。カエルが感情を持っていたならば、自分の井戸を外から眺めて、「こんな所に住んでいたのか!」と驚くのに違いない。

例えば、私たちは、海外旅行で日本を離れ、異国から日本を見つめると、世界の中での日本の特徴を再認識できる。

 それでは、私たち地球人が、地球という星の環境を理解するためには、どうすればよいのだろうか。そのためには、地球を出て、他の星から地球を見つめればよい。アポロ計画で月へ出かけた宇宙飛行士たちが、「このかけがえのない地球を大切にしていかなければならない」と、グローバルな環境観を持ったことは、有名である。

例えば、高温高圧の金星や砂嵐が吹き荒れる火星へ行くとよい。そこでの過酷な環境を知り、地球環境の素晴らしさを再認識するのに違いない。

しかし、宇宙飛行士ではない、私たちがグローバルな環境観を持つためには…。

 

富山市立山室中学校は、平成11年度、EarthKAMの参加校に選ばれた。EarthKAMでは、スペースシャトルに、インターネット経由で撮影リクエストを送ることができる。生徒たちは、撮影リクエスト箇所を決めるために、世界の各地について熱心に調べ活動を展開した。そして彼らは、宇宙から地球を客観的に見る目を持った。得られた画像の中には、地球環境が悪化している箇所もあったが、多くは美しく環境が保持されているエリアだった。

「地球はもうだめだ」と何かと報道される中で、参加生は「地球の美しさに感動する心を持つことが環境問題への取り組みの第一歩である」という重要なことに気付いた。

スペースシャトルからの地球画像に加え、NASAの惑星画像などに、グローバルな環境観を育てる学習の鍵が含まれているのではないだろうか。

NASAの画像サイトへのリンクは、私のホームページから。

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